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【Gレコ】Gのレコンギスタ前編をまとめる1

第8話までのまとめ、世界設定編

はじめに

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©創通・サンライズMBS

Gのレコンギスタについて、ちょっと間が空きましたが、今までの記事で第1話~第8話までを追っていきました。第8話でおよそ全体の三分の一となりますので、ここまでで判明した世界設定やキャラクターについて整理し、今後のストーリーを紐解く助けになればと思います。

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長くなるので、今回の記事では世界設定について。

※放送から結構経過し、様々な(裏)事情が明らかにもなっていますが、あくまで前編までで明らかになった設定のまとめ、ということで。

すべての鍵はフォトンバッテリー

物語の舞台、R.C.1014年においては、「フォトンバッテリー」と呼ばれるエネルギー源が非常に重要なものとなります。

R.C.時代におけるすべての動力供給元となるほど重要であるが、地球上では一切入手することができない。唯一の入手経路は、月の裏側にある国家「トワサンガ」から「カシーバ・ミコシ」にて運ばれてくるのみ。

前編の物語は、このフォトンバッテリーを巡る各国の対立関係についてのストーリーとなります。

ここまでで登場する国家は4つ。その位置関係はこんな感じ。

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凄まじくざっくりとした位置関係

地球上にある「キャピタル・テリトリィ」、「アメリア」、「ゴンドワン」。そして月の裏側にあるコロニー群「トワサンガ」。これらの勢力について考えてみます。

キャピタル・テリトリィ

国家

現代の南アメリカ大陸北部、カリブ海からアマゾン川のあたりに存在する国家。なお、南アメリカ大陸はR.C.では「エルライド大陸」と呼ばれています。

この国家の特徴は、トワサンガからもたらされるフォトンバッテリーを運搬する「キャピタル・タワー」を有すること。フォトンバッテリーはこのキャピタルタワーを通じてのみ受領できるため、事実上地球全体のエネルギー源を独占している国家になります。

フォトンバッテリーの運搬経路

フォトンバッテリーの具体的な運搬経路については、前編時点ではあまり深く触れられていません。一応説明を記載しておくと、「トワサンガ」で精製されたフォトンバッテリーは「カシーバ・ミコシ」と呼ばれる輸送船によって、キャピタルタワーの終着点「ザンクト・ポルト」へ届けられます。その後、タワーを通って地上へ降り、「キャピタル・テリトリィ」が受領する、という流れになります。

組織

キャピタル・テリトリィの組織としては、「キャピタル・ガード」と「キャピタル・アーミィ」が登場します。

ガードはそもそもキャピタルタワーの防衛や保守点検を目的とした組織であり、軍隊ではありません。しかしアメリアとのいざこざでは防衛戦闘を行っていましたし、他の軍隊があるようにも思えませんので、テリトリィ(タワー)の自衛を中心とした戦闘はガードの役目なのでしょう。テリトリィが他国に対し、武力行使を積極的に行っていたかは定かではありません。が、おそらくガードは日本の自衛隊に近い組織かと思われます。

一方のアーミィは、新たに設立された武装組織です。設立の目的は他国からの攻撃に対する防衛のため、となっています。新設組織のためかテリトリィ内での認知度は高くなく、また、ガードや市民からはあまり良い印象を持たれていない様子。ガードはあくまでタワーの防衛組織であり、他国からの防衛はアーミィが行う、という区分けとなるのでしょうか。テリトリィの軍事力を拡大するためにはガードでは役割にそぐわないためアーミィを設立した、という思惑が感じられます。

作中では、ガードのデレンセン教官がアーミィへ引き抜かれるなど、人事的な交流も描かれていました。尤も、デレンセンについては一方的な引き抜きかと思われますが。

さらに、ガード調査部大佐のクンパがアーミィの設立に一役買っている、という点も怪しむべき事実です。

スコード教

テリトリィに根付いている宗教。物語上の役割としては、信者に対するタブーが多い、という部分でしょうか。

例えば、宇宙世紀技術の禁止。例えば、キャピタルタワーとザンクト・ポルトの神聖視。生まれついてスコード教に馴染んでいるベルリたちにとっては常識になっているのですが、よくよく考えればとても不審に思えます。

なぜ宇宙世紀の技術を禁止しているのか。宇宙世紀では発達し過ぎた技術を誤って使った結果、人類が全滅する寸前まで衰退してしまったから? それにしても、天体観測までタブーにするほどでしょうか。あるいは、なぜあれほどまでタワーとザンクト・ポルトを神聖視するのか。宗教的に聖地の存在が必要だから? 宇宙からもたらされるフォトンバッテリーを特別視させるため? 

「フィクション世界での」宗教の教義(およびタブー)は、「暗黙的に従わせたい(行わせたくない)こと」を含めることで、意識の根底レベルから人民に植え付けることによく使われます。これらのタブーがベルリの言う通り人類を守るためにあるものなのか、それとも別の思惑があってのものなのでしょうか。

アメリア

国家

現代の北アメリカ大陸に位置する国家。ゴンドワンとは大陸間戦争を行っており、ゴンドワンと協力関係にあるテリトリィとも対立しています。ゴンドワンとの対立の理由は不明ですが、テリトリィと対立しているのはやはりフォトンバッテリーの独占を阻止するための模様。

そういえば、アメリアのトップはズッキーニ大統領です。一方、テリトリィにはビルギーズ首相。アメリアの位置する場所は現代の北アメリカ。テリトリィには自衛組織しかありませんでしたが、海外の脅威に対抗するための武装組織が新規に結成。……まあ、メタ的なお話はとりあえず置いておきましょう。

組織

アメリアにはグシオン総監をトップとするアメリア軍が存在します。前述の通り20年間ゴンドワンと大陸間戦争を続けているようですが、(少なくとも現時点では)あまり国家レベルでの疲弊は見られません。むしろパイロットは熟練し、戦闘レベルは高いような評価もありました。

そのアメリア軍の独立部隊として動いていたのが、海賊部隊。偵察や新兵器のテストを兼ねた部隊とのことです。第1話のタワー襲撃が誰の判断だったのかは分かりませんが、そこまでのゲリラ行為までが海賊部隊の任務だったのでしょうか。普通に考えて、いくらGセルフを動かせるからといえども、総監の娘を乗せてのゲリラ戦闘は避けるような気がします。誰かの意思が働いたのか、それとも暴走お姫様の猪突猛進だったのか。

思惑

やはりアメリアとしても、テリトリィのフォトンバッテリー独占は快く思っていない様子。作中のセリフから、テリトリィからフォトンバッテリーを配給されていることが分かります。おそらく対立といっても、戦争レベルでの対立ではないのでは。

しかしやはり、運行長官の「反抗するようなら配給を減らす」というセリフで分かる通り、立場としてはテリトリィ側が上。アメリアとしてはタワーを奪うことでテリトリィの独占を阻止し、アメリアの国力増加を狙いたい、ということになるのは自然です。

 海賊部隊とタブー

海賊部隊は前述の通りアメリア軍の独立部隊であり、開発中止したはずの宇宙艦「ニックスペース」を偽装した「メガファウナ」を運用していました。このような諸々の事情から正式採用できない兵器やテスト運用機など、軍属の中にありつつも便利で融通の利く部隊なのかもしれません。その割に、大統領の息子・天才クリム君アメリア軍総監の娘・アイーダ姫様が所属している(しかも最前線で戦っている)、なんとも不思議な部隊です。

このようなVIP2人がわざわざ海賊部隊に参加している理由は不明ですが、政治的な理由……というよりは無茶を平気で実行する彼らの意思、のように思えます。

また、アメリア側はスコード教のタブーを犯すことについて、特に罪の意識は感じていない様子。というよりも、テリトリィ内で強く信仰されている、という具合でしょうか。まぁ、アーミィの技術進歩のように、テリトリィ内ですらタブー破りは行われているようですが。

ゴンドワン

国家

現代のヨーロッパの辺りに位置する国家。テリトリィとは協力関係にあり、アメリアと20(10年?)年の間戦争を続けている。

アメリアとゴンドワンの戦争が「大陸間戦争」と呼ばれていましたが、アメリアが北アメリカ大陸ゴンドワンがヨーロッパと考えると、大西洋を挟んで戦争を行っている形になります。

正直ゴンドワンについては不明な部分が多いので、なんとも考察しようがありません。テリトリィへ戦艦を貸し付けている、とかそのくらい。

トワサンガ

国家

月の裏側に位置するコロニー郡であるトワサンガフォトンバッテリーを地球(テリトリィ)へ輸出しています。

フォトンバッテリーのやり取りをしている以上、テリトリィとは協力関係にあるのでしょうか。それともあるいは、何らかの契約や義務があるだけなのか。少なくとも対立しているということは無いようですが。

トワサンガの謎

前編だけでは様々な疑問だけが残り、詳しくは触れられませんでした。

  • なぜフォトンバッテリーを創造できるのか?
  • なぜ地球(テリトリィ)へ輸出しているのか?
  • テリトリィへの輸出に代償はあるのか?
  • ヘルメスの薔薇/G系統のモビルスーツとは?

これらの謎が、中編以降のカギとなってくることでしょう。

まとめ

ざっと前編までの世界観設定をまとめてみました。Gレコの世界観設定は結構複雑な上に本編中での説明が少ないので、アニメを追っているだけでは中々全貌が掴めません。

一度整理してみると、「あのときのあの発言はそういう意図だったのか」というようなことが結構あり、さらなる理解をすることができます。まとめを書いてみて自分自身の咀嚼にもなりましたし、「序盤見てたけど話が分からなくて見るのやめた」というような方に対しても、このまとめが参考になったらと思います。

さて、中編へ行く前に、次は前編までの人物設定についてまとめの記事を書いてみたいと思います。

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