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【雑記】電波ゲームとムーンライトシンドローム

現実と精神と伝承と

ゲームの多様性

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電波ゲームとムーンライトシンドローム

全国のゲームファンの皆様は、「電波ゲー」というと何を思い浮かべるでしょうか。ひとくちにゲーム、と言っても、コンシューマ/PC、ジャンル、メーカー、など分類方法は多岐に渡ります。

そしてどの分野においても「名作」「佳作」といったものから、いわゆる「クソゲー」や「バカゲー」と呼ばれるものまでが存在しています。それがゲームの面白さだと思いっていますし、これからもそうであってほしいと個人的には思っています。

 電波ゲー、とは

その中でも「電波ゲー」と言われるものがあります。とは言ってもその定義には別に正確なものはなく、電波ゲーと言う人がいればそれは電波ゲーと呼ばれる、という程度でしょうか。

特徴としては、ただ単にエログロ表現が激しいだけでなくその表現方法が常軌を逸していたり、常人がデザインしたとは思い難いデザインを用いていたり、とても理解し難いシナリオだったり、といった点になります。

電波ゲーの背景

今でも(現在進行形で)新たな電波ゲーが生まれることもありますが、語り継がれているゲームの殆どは90年台半ばから後半にかけて発売されたものが多く感じます。

その原因は断定できませんが、ひとつにはバブル絶頂から一転し崩壊を迎えていた世紀末、という当時の時代背景にあるのかもしれません。実際、サブカルチャーで見ても「新世紀エヴァンゲリオン」の爆発的ヒットがありましたし、黎明期であったインターネット界隈でも「絶望の世界」がひっそりと流行っていたりもしていました。

また、ゲーム業界的にはハードの性能向上や大容量ディスクメディアの台頭、CGやボイスの実装など、一昔前と比較して表現方法が圧倒的に広がったのも、様々なジャンルが登場する土台になったのでしょう。

そのジャンルの特性からアダルトゲームに多かった電波ゲーですが、家庭用ハードでもいくつか有名なものは発売されています。ムーンライトシンドロームも、そのひとつ。

ムーンライトシンドローム

さて、本題のムーンライトシンドロームですが、これはもう言葉で表せない程の電波作品、だと思います。一応「トワイライトシンドローム」の続編的作品ですが、ジャンルは同じように見えて全くの別物。というより、トワイライトシンドロームが好きならばプレイしないほうがいい、とまで言われている始末。

トワイライトシンドロームは、オカルト的要素と(当時の)現実感のバランスが素晴らしかった、と感じています。人物描写は気持ちが悪いほどリアルですが、テーマはオカルト的な心霊現象。万人受けする王道ゲームではありませんが、そのリアルとフィクションの融合度合いが、今でも語り継がれる名作となった要因だと思います。

その一方で、ムーンライトシンドロームは全く別の道を進んでいます。このゲームは「オカルト」ではなく「サイコホラー」であり、シナリオは非常に理解困難。さらにはゲーム性が殆ど無い一本道、不気味なCGや字幕のない呟きなどが重なり、合わない人にとってはまさに延々と電波に付き合うだけの拷問となるでしょう。散々な評価になっているのも正直異論はありません。

その魅力

それでも、極一部の人を惹きつけてやまない魅力が、このゲームにはあります。言葉にするのは難しいですが、雰囲気というか、世界観というか。

正直これは本当に人に勧めるものではありませんので、本記事やネットの評判等を見て(本当は初見でのプレイが望ましいですが)何か心に感じるものがあった方だけ、プレイしてみてはどうでしょうか。

【中古】ムーンライトシンドロームソフト:プレイステーションソフト/アドベンチャー・ゲーム
by カエレバ