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【感想】るろうに剣心 北海道編 第三幕

北海道編、第3話

るろ剣北海道編、今回で第3話。

前回までで新旧のキャラについて掘り下げながら、剣心たちが北海道へ向かう理由が判明しておりました。

そしてついに今回、剣心一行は北海道へ向けて出発。

るろ剣北海道編・過去記事

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※ネタバレ含みます

第三幕、感想

剣心と弥彦

剣心の身体について見極める、ということで剣心と弥彦の真剣勝負。

この二人の対決というと、最終回での弥彦元服試合が思い出されます。作中では半年~1年ほど前になるのでしょうか。

剣心が「かつて幕末で戦った志士だと思って」対決するというのは、弥彦に対して最大限に近い賛辞では。はじめは剣心の背中をがむしゃらに追いかけていた弥彦でしたが、前作の中でも剣心はそんな弥彦に対して(特に後半は)一人の剣士として戦場を任せていた場面もありました。

殺人剣(飛天御剣流)活人剣(神谷活心流)の決定的な違い、そして活人剣を振るう者の責任。当然まだ成長途中の弥彦ですが、その思いを大切に日々努力している様子には剣心や薫も気にかけているのでしょう。

飛天御剣流 九頭龍閃

そして対決は飛天御剣流と神谷活心流の奥義の衝突へ。剣心が繰り出すのは「九頭龍閃」、対する弥彦は「刃止め」。

剣心の九頭龍閃、ってあんまりイメージないですね、それなりに使ってはいたと思いますが。そういえば天翔龍閃伝授の際に、師匠は「九頭龍閃は突進技、体重の軽い剣心では威力を出しきれない」みたいなことを言っていたような。

しかし九頭龍閃を刃止め、ってのはどうなんでしょう。9つの剣戟を飛天御剣流の神速に乗せて放つ九頭龍閃、それを刃止めで受け止められるものなのか。……まあ、結果として「5戟まで受けきった」そうなので、(理屈はよく分かりませんが)可能なのでしょう。同じ速度の剣戟なら止められるのは分かるけど、弥彦の刃止めは飛天御剣流の神速に迫る速さなのか。神谷活心流、すごい

逆刃刀は剣心のもとへ

弥彦の元服祝で送っていた逆刃刀ですが、今回の北海道行きに備えて弥彦から剣心のもとへ戻りました。剣心武器ないじゃん、と思っていたのが解消。

あれだけ感動的?に逆刃刀を渡しておいて結局剣心のもとに戻るのかよ、と思う気持ちもありますが、こればかりは仕方ないですねぇ。他の逆刃刀もないだろうし、竹刀や木刀で猛者共を相手にするわけにもいきませんし。

それにしても剣心の体調は思いの外悪そうです。北海道でもまた死闘が繰り広げられると思うと、敵だけではなく剣心自身の身体とも戦いになりそう。

弥彦の思い

活人剣は殺人剣の向こう側、生殺自由を極めなければ……という弥彦の思い。確かに全力を出しても勝てるか分からない相手に対し、不殺を守って力加減をするのは至難の業。弥彦が不安になるのも分かるような気がします。

それでも弥彦は神谷活心流、活人剣の使い手として自分と周囲を守り、剣を指南していく道を選びます。竹刀で成長してきた弥彦には竹刀への思い入れもあるでしょうし、「剣術」が「剣道」へ変化しつつある明治の時代においては、剣心から学んだこととは違う新たな思いが必要になるのでしょう。

そういえばこの「剣術」が「剣道」へ~という台詞、しっかりと原作から続いている言葉ですね。何巻だったかは忘れましたけど。

そしてさらっと燕と同棲宣言。さすが元服を迎えた大人は違うぜ。

北海道へ

弥彦に留守を任せ、北海道へ向かう剣心一行。剣心と薫は当然として、明日郎たちも一緒に向かう模様。その理由は後で、ということなので何かしらの理由があるようです。

まあ新編での新キャラなので(メタ的にも)北海道へ行くのは当然ですが、どのような理由で彼らも行くことになるのか、そして彼らはどのような事件に巻き込まれるのでしょうか。

悪一文字を背負う男

そして最後に登場するのは、懐かしの悪一文字を背負う男・相楽左之助

実はもっと作品中盤で登場するかと思っていましたが、まさか第3話で早くも帰ってくるとは。ちょうど北海道へ出発した剣心たちとは入れ違いになるかたちで日本へ戻ってきたようですが、またこの男は徒歩で北海道へ向かうのかな。

また、左之助絡みの人物といえば、赤報隊同士の月岡津南、信州の家族たち、そして二重の極みの師匠、明王・安慈あたり。特に安慈は原作の後書きでもその後について触れられていたことから、再登場の可能性は高そうです。

ポイント考察

剣心の九頭龍閃

前述していますが、剣心が九頭龍閃を使うイメージがあまりないなぁと。奥義伝授を除いて思い出せる限りでは、京都編の瀬田宗次郎戦、そして人誅編の鯨波、雪代縁戦、の3回。……あれ、意外と多い? もっと使ってたかな?

よくよく考えてみると、天翔龍閃とともに習得して以降、戦闘序盤~中盤くらいではそれなりに使っていたかも。

剣心の放つ九頭龍閃は、師匠の言うとおり技の最大限の威力は発揮できないそうですが、それは剣心も理解していた模様。九頭龍閃のイメージがない、というよりは、剣心が使ってもあまり効果がないということを覚えていて、そんなイメージだったのか。

で、なぜ今回弥彦に対して九頭龍閃を、ということですが、九頭龍閃は本来飛天御剣流奥義「天翔龍閃」伝授のための技。師匠が放つ神速の九頭龍閃に対し、神速を超える抜刀術「天翔龍閃」を放つことで撃破する、というのが一子相伝である飛天御剣流の教えでした。

つまり、九頭龍閃は「師匠が弟子の見極めに使う技」なんですね。それを考えると今回剣心が弥彦に対して九頭龍閃を使ったのも理解できます。剣心は弥彦の直接的な師匠ではありませんが、やはり長年剣心を追いかけてきた弥彦に対して、そのような思いがあったのでしょう。

まとめ

東京に残る弥彦の気持ちに一旦の整理がついて、次回からは本格的に北海道への道中が描かれていくかと思います。

そして気になるのは、やはり前作の登場人物たちの動向。早くも斎藤・左之助が登場しましたが、今後更に他のキャラも登場してくるのでしょうか。

るろうに剣心ー特筆版ー 上巻 (ジャンプコミックス)
by カエレバ