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【感想】機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ

哀しみのアルテイシア

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© SOTSU・SUNRISE

今更ですが感想をⅡ

THE ORIGINの劇場版、Ⅱの感想。これまた超今更ですけれど。

感想-アニメ-機動戦士ガンダム THE ORIGIN カテゴリーの記事一覧 - すべてのレトロゲームは雑記帳の海に消えた

哀しみのアルテイシア

サイド3から地球へと逃れたキャスバルアルテイシア。UC0071、マス家のもとでエドワウとセイラに名前を変えて暮らしていましたが、結局はそれもつかの間の休息に過ぎませんでした。

未だに彼ら兄妹を狙うザビ家、なんとか逃げ出し、ヤシマ家の力を借りてテキサスコロニーへと移住する兄妹。しかし、そこでも平穏な日々が訪れることはなく、激動の日々が待ち受けているのであった……。という感じのストーリー。

この話からキャスバルエドワウ(後のシャア)はおなじみ池田秀一ボイスとなりますが、やはりまだ幼い青年であり、ファーストやZのシャアとは相当にイメージが異なります。一度サイド3を離れ地球へ向かったキャスバルが再び宇宙へと戻り、ジオンの士官学校へ入学するまでの間を描く本作。またその一方で、着々とザビ家が体制を整えていく様子(ある意味暴走)も。

感想

地球でのいざこざ

ザビ家の魔手から逃れ、マス家の力添えもあり地球でなんとか生活しているキャスバルエドワウとアルテイシア=セイラ。ファーストでおなじみセイラ・マスの名前はここで決まっています。

若干余談ですが、一方のキャスバルはこの後ジオン士官学校へ入学する際にまたもや偽名(というか戸籍乗っ取り)を使い、シャア・アズナブルとなるのでした。更に更に一年戦争後はクワトロ・バジーナという4つ目の偽名まで使うのだから、初見の人には間際らしいことないですね。まあ彼の素性を考えれば、偽名を使う必要性も当然なのですけれど。

地球での暮らしも落ち着いたかのように見えましたが、結局はザビ家によって地球を追われることに。マス家襲撃のシーンですが、この時点で結構キャスバル君は白兵戦が戦えているんですね。鍛えているのは当然かもしれませんが、なんとなく以外。……一年戦争終盤のア・バオア・クーで、白兵戦ですらアムロに負けかけたというイメージのせいでしょうか。

ジオンの新兵器

ジオン脅威のメカニズム、とは有名な言葉ですが、連邦に対して不穏な気配が高まる一方で、モビルスーツ開発も着々と進行しています。かのミノフスキー博士のもと、ランバ・ラル黒い三連星といった猛者たちが、モビルワーカーの開発実験を行っている場面があります。モビルスーツの前身となるモビルワーカー、この時点ではパワードスーツ的なイメージの方が大きいですね。更に大きな技術的革新により、モビルスーツの完成となるのでしょう。

再び宇宙へ

再び宇宙(そら)へと上がり、テキサスコロニーへと向かった兄妹。そこで出会ったのは、シャア・アズナブルというキャスバルと瓜二つの人物。これがまた結構な好青年でございます。妹にして「瞳の色以外はそっくり」というこのシャアという男。この出会いがある意味、運命の歯車を回すきっかけとなったのかもしれません。もしシャアが士官学校へ行かなければ、キャスバルの運命も変わっていたのかも……。

そして、テキサスコロニーでも相変わらず荒れているキャスバル君。それにしても、母が死に猫も死にという場面で妹を置いて消えるのは流石に薄情者過ぎではないですかねぇ。それ以上の野望に包まれていたのか、そこまで妹のことは考えられていなかったのか。大切にしていない訳ではないようですから、周囲が見えていなかったのかも。

 

まとめ

赤い彗星」となるまでの前日譚は、ついに今回キャスバルとシャアの出会いまで進みました。多少の友情を感じているように思えて、それを利用してしまうのがキャスバルの冷酷な部分。ファーストでガルマを謀殺したようなことをそれまでに何度も行っていたというのは、彼の復讐心の強さをそのまま描いているかのようです。

次回のパートⅢはキャスバルの学生編。遂にシャア・アズナブルと名乗るようになったキャスバル、そして奇妙な関係となるガルマ・ザビとの学生生活が舞台。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II [Blu-ray]
by カエレバ