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【感想】ガンダムNT(ナラティブ)

劇場版、観てきました

少し前ですが、絶賛公開中のガンダムNTを観てきました。前情報として色々なことを聞いてはいましたが、やはり自分で観てこそということで、ようやく劇場へ。

色々思うところはありましたが、Z~ZZが好きな身としては面白かったです。

物語の整形

本作はUCの番外編を基にしているとはいえ、主人公や登場人物たちは新規のキャラクターです。90分作品ということもあり、新キャラたちで起承転結を描ききれるのかという不安はありましたが、その点はきっちりと抑えられていたかと思います。

主人公と幼馴染たちの生い立ち、現在の目的と行動、そして結末。宇宙世紀やNT(ニュータイプ)等々の設定面は一旦置いておき、主人公たちの物語は簡単に捉えることができ、最初から最後までしっかりと描写されていたかと思います。

多少唐突で駆け足なところもありましたが、それはまぁ個人的には許容範囲内です。主人公も、ガンダム主人公にしては結構一般的な思考の持ち主で分かりやすいですし。

前提知識は思ったより少ないかも

今作から(あるいはUCから)宇宙世紀ガンダムを観るという層のためか、想像よりは必要とする前提知識が少なかったような気がします。それこそUCですら、最低限うっすらとした知識があれば特段問題ないのでは。過去の出来事や組織団体などの設定を知っていればすんなりと落ち着けますが、知らなくてもなんとなくイメージできるように描かれています。

もちろん最低限、宇宙世紀の予備知識はあった方が世界観が分かりやすいですけどね。一年戦争でのコロニー落としグリプス戦役におけるエゥーゴティターンズの関係、ニュータイプ研究所と強化人間の実験、ダカールの演説、シャアの隕石落としとサイコフレームの奇跡、とか。あとUCの袖付き云々とミネバとバナージとか。……あれ、書き出したら思ったより多いなぁ。

ニュータイプの辿り着く先は

本作で賛否両論ある、ニュータイプの解釈。これについては作中の人物によって解釈が違いますし、メタ的な意味では作者(監督)によっても違うので、明確な答えとしては不明である、という落ち着きどころかなぁと思っています。

特に話題になっている「UCラストで描かれた部分」の説明についても、作中の特定人物が語っているだけで、事実としてどうなのかは分かりませんし。結局のところ、作中のセリフのように「ニュータイプの力を事象でしか捉えられない」我々には、彼らの至る先は理解できないのかもしれません。

今作における「真のニュータイプ」の解釈はアムロや(TV版)カミーユが語っていた延長線上のようにも思えますが、新約Zのラストとは相反するもののようにも思えます。カミーユシロッコに対して激怒していた理由を考えると特に。

また、サイコフレームの登場によりニュータイプの物理的影響力がとんでもなく大きくなってしまったこともひとつの要因かもしれません。先読みだとか精神感応だとかサイコミュ兵器だとかを遥かに超えた影響を生み出せてしまうため、描かれ方も変化しているような。

まとめ

なんやかんや楽しめましたガンダムNT。今後の「閃光のハサウェイ」や「UC2」にも繋がるのであろうガンダムNT。特にすでに原作がある閃光のハサウェイにはどのような影響があるのでしょうか。閃光のハサウェイは来年冬からのようなので、NT論に考えを巡らせつつ待ちたいと思います。