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【感想】SIREN ReBIRTH 20話

SIREN新漫画版、20話

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SIREN ReBIRTH

新生のSIREN

徐々にオリジナル要素が入ってきていまして、中々盛り上がっております。異聞を拾いつつというだけでも大変なので、これはありがたいですねぇ。ということで20話の感想と考察。

20話感想

復活の晃一

旧宮田医院で(文字通り)釘付けになっていた、27年前の異変における主人公的存在であった志村晃一。父・晃が杭を抜いたことで、再び屍人として異界を彷徨うことになったようです。彼のその後は原作では描かれていなかったような記憶がありますので、ReBIRTHではどのような運命となるのでしょうか。

また、彼は「美耶子」を探して彷徨うのですが、彼の言う「美耶子」は27年前の先代美耶子ですね。牧野にずっと語り掛けてきたのも、おそらく先代美耶子でしょう。原作での彼女は宮田医院の地下室に封じ込められ、本作におけるキーアイテムである「うりえん」を宮田に渡していました。はたしてReBIRTHでは何処にいるのやら。

SDKと美耶子

廃屋の中、謎の痛みに苦しむ須田君。警官に撃たれた傷跡などから「赤い水」が体内に浸食し、屍人に変化する途中のようです。屍人化を必死に引き留める美耶子は、原作の割と淡々とした雰囲気とはまた違い、年相応の少女らしく良いですね。

ヘタレ牧野、再び

うっかりやさんの牧野くん、背後から忍び寄った恩田姉の一撃でノックアウト。ちょっと油断しすぎじゃないですかねぇ。これがヘタレたるゆえんか。……まあ、姉とシンクロした理沙が半ば裏切ったようなかたちになってしまったというのもあるのですが。

求導女、覚醒

知子を連れて協会へ向かった八尾は、遂に自分の役割を思い出したようです。羽生田村にまつわる悲劇の原因にして黒幕の彼女ですが、永い時を生きるがゆえに定期的に記憶を飛ばしてしまうという、とても業の深い人間です。今回はここで自分の役割を思い出し、神の復活へと進んでいくことになるようです。

20話考察

須田君と美耶子

幼少期より狭い村の中の一部に隔離されてきた美耶子にとって、もしかすると須田君は初めて出会った村外の人間だったのかもしれません。村の呪いに縛られていない須田君は、美耶子からするととても綺麗で神聖なものに思えたのかも。

躊躇なく自分を守ってくれて、屍人になりつつある今も自分の身を案じて逃げるように言う彼を、美耶子もまた見捨てることはできなかったのでしょう。このあたり、原作では描写が少ない場面ではありましたので、美耶子の感情が理解しやすくなっているように思えます。

また、ここで須田君の中に美耶子の血(=神代の呪われた血)が混じることで、彼は屍人になることのない不死の体となっています。異界ジェノサイダー誕生の瞬間。さらにいえば、(原作の八尾さん曰く)美耶子の血が他人へ輸血された(=盗まれた)ことで、美耶子を儀式の生贄にしても失敗してしまう、ということになるようです。そもそも儀式開始の合図が花嫁の証=初潮であるので、「他人と交わった」ことが失敗の原因となってしまうのでしょう。何時の時代においても、宗教的儀式に処女性は重要なようです。

八尾さんの本性

今回の八尾さん・知子パートの前半、いかにも求導女らしい八尾さんは、現在の八尾さんとしての人格なのでしょう。27年前、澄子として生きていた際の八尾さんも優しい性格だったようですから、本来の彼女はそのような人間だったのかもしれません。人間が生きるには長すぎる時間と終わらない呪いが、彼女から倫理観を消し去ってしまったのでしょうか。

また、彼女が本を拾ったら「目覚めよ」と脳内テロップが流れたシーンがありました。あの本は原作のアーカイブ「信者帳」で、原作でも同様に(屍人文字で)「目覚めよ」と記載されていました。過去の彼女からのメッセージ、かもしれません。

時系列

春海ちゃんがリアカーに隠れているシーンは、以前の先生を待っている場面でしょう。顔見知りであろう八尾さんと知子を見かけても先生の言うことを守ってじっとしているとは、さすが春海殿。あるいは仲の良かった校長先生の変わりようから、他人を信用できなくなっているのかも。

その後、何か爆発音が聞こえたのは、高遠先生必死の大爆発かと思われます。結構距離的に近い場面だったんですねぇ。そういうのがSIRENでは多くて面白いです。

まとめ

登場人物が多いので、整理しながら考察していかないと中々まとまりません。とはいえ基本的に原作通りではありますが。