【感想】SIREN ReBIRTH 12話
SIREN新漫画版、12話
新生のSIREN
12話。宮田と牧野、それぞれが同伴者を連れての旅路。男気溢れる宮田と情けない牧野という比較がまた切ない。
12話感想
宮田と理沙と
偶然理沙と出会い、狼狽する宮田。そりゃあ自分が殺して埋めたはずの人間が消え、目の前に現れたら驚きますよねぇ。
原作でもあるように、宮田・牧野と美奈・理沙という二組の双子が登場しています。幼い頃に違う家庭に分かれ、互いに羨み妬んでいた宮田・牧野。一方の美奈・理沙は仲がなんだかんだ良いようにも思えます。前話の回想でも気を遣ってはいたようですし。
そして、美奈を殺害したことを隠して理沙と病院を目指す宮田。……宮田さん、もしこの後何もなかったらどうするつもりだったんでしょうねぇ。
牧野と知子と
不安が尽きないJC知子ちゃんを励ましつつも、実のところそれ以上に気が気でない牧野。儀式のこともあり精神的に追い詰められているのはあるのですけど、本来の気性からしてこういう人間なんでしょうなぁ。
それにしても悪いことをしたらしっかり懺悔するあたり、知子も純粋な良い子みたいです。某SNSでは現代っ子っぷりが発揮されているようですが。
その後、屍人に襲われたふたりは、牧野のヘタレっぷりもあり離れ離れに。さらに牧野さんは屍人化した警察署長の魔弾に倒れてしまうのでした。
12話考察
スマートフォン
舞台が現代になったことで大きく変わっているのが、スマートフォンの登場でしょうか。今のところ、み~なの鬼畜プレイ程度でしか活躍はしていませんが。
今回も、空き家にあったスマートフォンを理沙が拝借。彼女自身のものは手荷物も何も持っていないようですし、何処かで無くしてしまったんでしょうか。また、知子も当然ながらスマートフォンを所持しているようです。
ネイルハンマー
宮田は原作通り(?)ネイルハンマーを入手し、周囲の屍人を圧倒。そういやラチェットも使っていましたし、両方とも原作再現武器でした。拳銃屍人も懐に飛び込めば鈍器で倒せるのも原作通り。あの数はちょっと厳しいかもしれませんけれど。
神の御姿
海送りのシーンで空に浮かんでいたシルエットは、原作ラスボスである堕辰子そのまま。こう見るとより一層、変な虫っぽく見えてしまいます。
知子の事情
原作では、彼女が家出した原因は「日記を勝手に見られたから」でした。今回では、「両親に嘘を怒られたから」となっています。
その嘘とは、おそらく彼女がSNSで発していたこと(学校のズル休み、参考書代と偽った買い物)かと思われます。何らかのきっかけでそれが両親にバレてしまったのでしょう。
現代が舞台となったこともあり、SDKも知子もSNSを活用しているようですね。それにしても知子さん、フォロー13人/フォロワー3人は身内垢にしても少し寂しいのでは……。
あ、あと彼女がバレー部所属って、原作ではなかったような。なんだかちょっとイメージと違って意外に思えました。
まとめ
今回は宮田と牧野、物語の核心に近しいこの2人が中心となりました。案の定(一応)主人公であるSDKは登場しませんなぁ。群像劇なので仕方ないですけどねぇ。